【電源】容量とか口元ビリビリ対策とか

バンド/演者
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どうも、ぐっちです。
先が固めで後ゆるめだととんでもない音が鳴りますね。音姫もタジタジです。

とくにギターボーカル、ギターコーラスのかたに多いと思いますがマイクに口をつけるとビリビリ
することありますよね~

舞台上での電源について書いていきたいと思います。

・平行電源


一般的に使われているこの平行電源。
電源の容量が決まっていて一つの系統でMAXの容量が1500wまでと決まっています。
一口じゃなくて一つの系統ですよ!

常設で使われている機材をかりて使う分にはほぼほぼ大丈夫なようにセッティングされていることが多いのですが、仮設の現場などで自身のアンプなどを持ち込む場合は電源を管理している方に必ず一声
かけて
から使うようにしましょう!
系統などがわからない場合は管理している方に聞いてみましょう。
置いてある電源タップに何もささってなくてももっと上流のほうで分岐している場合もあるので!
最悪の場合電源が落ちて一瞬無音の地獄になる場合があります・・・

また、電源ドラムを使う場合、そこまでの距離でなくとも使用電力が500wをこえる場合
巻いてある分をすべて出してから使いましょう!
電源ケーブルは巻いてある状態や束ねている状態で使用する場合熱を持ちやすくなるので、
巻いている状態で1500wパンパンで使うと最悪煙が出始める可能性がありますので注意!

・口元ビリビリ現象はなぜ?

これが起こる要因としては、

1電源でアースが落ちていない

2PA側との電位差がある

などがあげられます。

まず一つ目のアースが落ちていない場合ですが、アースというのは簡単にいうと
余分に流れてしまっている電気を地面とつなげて逃がす、というものです。
電源が3芯でつながれていない場合はアースが落ちていません。

なので例えばギターボーカルのアンプ電源が2芯でつながれており、
音響側ではアースが落ちている状態でマイクに口を近づけるとそこを媒介にしてアンプ側の余分な電気が音響側に流れようとして口元がビリビリしてしまうという現象が起こります。

二つ目の PA側との電位差がある という例ですが、築年数が経ってそもそも建物の電源のアースが
きちんと落ちていない、または仮設現場などで電源の大本が発電機でそもそもアースを落とせない、
などが要因として挙げられます。

この場合舞台上で使う電気と音響側で使う電気でボルト数が若干違う場合があり、
ステージ上が95V、音響電源が105Vで流れてると仮定すると
先ほど同様ギターボーカルの口元とマイクを媒介にして音響→ステージ上に5Vの電気が流れて
両方100Vになろうとしてしまいます。

・解決策として

要は両方の電源の電位差がゼロになればよいので舞台上と音響側で何かしらの金属部分が触れていれば
そこに電気がながれて電位差がゼロになります。

一番よく見る&オーソドックスな方法としてシールドとマイクケーブルをアースクリップで繋ぐ
というものがあります。
これでシールドの金属部分とマイクケーブルの金属部分がつながって電位差がそろう、という方法
になります。

ただこの方法使っているシールドケーブルがゴムに包まれている、マイクケーブルのつかめそうな部分
がプラスチック製な場合など電気は流れません。

そもそも見た目があんまりすきじゃない・・・

こんな時に自分がよく使う小技(音響屋のケーブルですが)があるのですが、
フォンーXLRのケーブルを使ってアンプの背面の使っていないチャンネルと音響のマルチボックスの
使っていないチャンネルにさす
、というものがあります。

これだとお客からは見えないし演者が動く方向へのケーブルも増やさずに済みます。
気になる方は試してみてね!



道具がある無いにしろ、原理を知っているか否かで対処の引き出しはかなり変わるとおもいます!
極論同線一本とテープがあれば繋げますしね 笑
自分もまだまだ無知ですけども。

因みになんでもかんでも3芯で繋げばいいじゃん!と思う方もいらっしゃると思いますが
それはそれでグランドループというものを起こしてしまい、アース芯どうしで回路が出来上がってしまいうまくアースが落ちない場合もあるのでご注意を。
グランドループの説明は面倒くさい 難しい上に長くなりそうなのでまた別で。てか多分書かない。笑

逆にどんな記事が需要あるのだろうか、、、わからぬ。

ではまた。

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