どうも、ぐっちです。
今回は多岐にわたる音響の仕事の中で演者さんと密接にかかわってくるモニターってやつに触れていこうかと思います！
モニタースピーカーとは、お客さん向けではなく出演者が演奏しやすいように音を出す
ステージに向かって設置されているスピーカーのことですね～
モニター、コロガシ、フット、ウェッジ、サンカク、、、
呼び名がおおすぎますね、自分は大判焼きだと思っています。
さてこのモニターそもそもどうして必要なのでしょう？
家で弾き語っているときやスタジオで練習しているときにはそんなに欲しいと思わなかったのに
どうして本番のステージ上では欲しくなるんだろう？どうして本番の時だけそんなに声を欲するんだろう？どうして声を欲しているのに全然声を張らないんだろう？
そんな風に腹が立った音響疑問に思った方もいると思います。
その答えはメインスピーカーなんです。
声を例に挙げて書いていきますが、人間しゃべっている時は実は反射してくる自分の声、
そして骨伝導で鼓膜に伝わってくる自分の声を聴きながらしゃべっています。
ところが自身に伝わってくる肉声よりもはるかに大きい音量でスピーカーから自分の声が出ていると
音の定位（どこから音源が出ているかの感覚）が自分からではないと錯覚してしまい、
非常に気持ち悪くて歌いづらい状況に陥ってしまうのです。
よく音響さんなんかだと中音（ステージ上の音）と
外音（お客さんに聞かせているメインスピーカーの音）のバランスが悪いときには
「中音に引っ張られる」なんて言ったりしますね。
ロックバンドなんかだと単純に周りの楽器の音量に人間の声量が負けてしまうので拡声している部分
もありますが、アコースティックバンドでも、大きい現場だとトークイベントなんかでも
モニタースピーカーを置きたくなる理由はそこにあります。
正直モニターなんて無きゃない方が面倒くさくなくていい見栄え的にもいいしステージのスペースも
広く使えて良いのですがなかなかそうもいきません。
なのでお客さんが聞いているメインの音量に対して出演者演奏しやすい環境作りをしていかなければ
なりません。ムズイ。
中音がごちゃごちゃしないように自分たちのバランスをとった上で必要なものをモニターで返していきましょう～
スピーカー以外にもIEM（インイヤーモニターの略）なんてものもありまして、
ようはスピーカーではなくイヤホンをしてそこに音を返すやり方もあります。
動きが少なければ有線の場合もありますし無線の時もあります。
遮音性を求めるならオーダーメイドで自身の耳の型を取って作るカスタムIEMなんてのも
あります。ただ質の言い分お値段もばかたけえです・・・笑
そこまではいらんけどイヤモニしたいって方は黙ってShureのse215にしときましょう・・・
悪いことは言わんから・・・
話は少しそれましたが、モニターや音量バランスをとる際の参考に少しでもなれてたら
うれしいです。
因みに少しボヤキですけども、、、
入ってくる音が小さければ当然モニターから出てくる音量の限界も小さくなります。
よくあるアマチュア爆音ギター声量そよ風女性ボーカルバンドとか、
譜面が見ずらいからってマイクを勝手に遠ざけておいてモニターに自分の音もっともっと
上げて上げておばけとか。
もうね、お化けですよあれは。妖怪の類。
そもそも音をとりたい対象が音量小さすぎると他に被ってくる音量の方がデカく入ってくるので
モニターに返したところで被ってきた音を増幅させるだけになっちゃいます。どうどうめぐり～
まあプロの方でも全然いますけどもね、、、笑
音楽ものだけじゃなくアナウンサーのかたとか、、、
なるべく頑張るけどもそれで聞こえなかったりハウったりすると音響のせいって見方一辺倒なのは
ちょっとつらいです。泣
まあ裏方は言えないんですけどもね、、、めげずに頑張りまっしょい！
ではまた。
【音響のお仕事】モニタースピーカー
ぼやき
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